今日は雨なので家でまったり Netflix とかをテレビで見てるのがいい感じです。
はじめに
日本でも月額支払い(サブスクリプションモデル)の動画配信サービスが根付いて来ました。使って見た感想をまとめてみます。その前に動画配信サービスのビジネスを見てみます。
動画配信サービスいろいろ
日本での動画配信サービスは結構いろいろあります。ニュースがありましたので貼っときます。
利用者数の多いところから並べると、
- dTV(NTTドコモ)
- Hulu(HJホールディングス、日本テレビ資本)
- U-NEXT(USEN)
- dアニメストア(NTTドコモ)
- ビデオパス(KDDI)
- Amazonプライム・ビデオ(アマゾン)
- Netflix(ネットフリックス)
と続いています。dアニメストア合わせるとNTTドコモがとても強く、またビデオパスなども上位にあるので、相変わらず携帯キャリア課金、すなわち携帯の契約と一緒に有料オプションとして加入するという集客スキームが強いことがわかります。そのなかでHuluはすごく頑張っていて日本テレビでのCM展開、番組連動で数を伸ばしているようです。番組連動では少しやり方を失敗したニュースもありましたが。
上位にU-NEXTにいますが、これは唯一エロコンテンツを持っているのでそのせいなのかも知れません。アニメやエロなど根強い利用者がいるプレイヤーも強いですね。
月額課金(サブスクリプションモデル)
サブスクリプションモデルとは、
サブスクリプションサービスとは、提供する商品やサービスの数ではなく、利用期間に対して対価を支払う方式のことである。多くの場合「定額制」と同じ意味で用いられている。
ということで横文字カタカナで書いていると新しそうにみえますが、先ほども述べたように携帯電話会社が携帯の契約と同時にいろんな月額課金のコンテンツをオプションでつけてきたように日本ではとても広まっている課金方法です。とくにエンターテインメントの商材(音楽、動画、漫画など)で多いビジネスモデルです。
都度都度、コンテンツ毎や商品毎に課金するのではなく月額とか年額とかで支払いをしてサービスを利用します。
サービス提供者側からすると、
- 退会者を減らす努力をすればストックビジネスになりやすい、伸ばす方向に積み上げやすい
- 新規会員になったあと利用頻度が落ちているにも関わらず退会しない利用者が一定数いる
などメリットもあり、都度都度、サービスを購入してもらうと人気コンテンツがある月は上がるが、人気コンテンツがないと下がってしまう、とかムラが出ますが、そういうムラをこのモデルだと吸収できます。
エンターテインメントの分野はその作品によって当たり外れが大きく(例えば映画作品のそれぞれの動員数をみてもわかります)それを単品で売るよりは、古い作品から新作まで置いておいて月額課金でリスクを吸収していくのは理にかなったやりかたです。
昔はインターネットの基幹回線におけるトラフィック集中の課題やサーバー負荷の問題などでこのようなオンデマンドでいつでも見れる状態を作り出せるようなことは夢のようでしたが、コンテンツ配信ネットワークなど配信の分散技術なども進化し、YouTubeをはじめいつでも動画が見れる環境になり、このような動画ビジネスが可能になりました。
動画配信ビジネスは儲かる? Netflix の例
日本では下位に甘んじていますが、世界とくにアメリカで言えばNetflixが最大のプレイヤーです。3ヶ月で売上26億ドル、純利益1.7億ドルとのこと。でも、
によると、オリジナルコンテンツなど含めてコンテンツへの投資に200億ドル以上の投資を行なっているとのこと。やはりビジネスを伸ばすために相当のコンテンツ費用が掛かっていることになります。
日本だけでビジネスをやっているプレイヤーにとってはコンテンツの調達費用を上回り利益が出るようになる会員数というのはどのくらいなんでしょうか。事業単体で上場しているプレイヤーは日本にはいないのでまだはっきりしませんが興味深いですね。AbemaTVについては無償のモデルなので少し違いますがサイバーエージェントのIRに情報が含まれていますのでぜひ見てみてください。
動画はDVDからネット配信へ
アメリカではNetflixのせいでレンタルDVDが無くなったと言われていますが、日本でもその便利さ、画像の綺麗さから動画配信サービスへ向かうと思われます。あと、YouTubeも動画コンテンツの視聴方法の変化にとても影響を及ぼしていると思います。日本でもレンタルショップやDVD販売のリアル店舗ビジネスが急速に縮んでいくと思います。
まとめ(前編)
まずは動画配信サービスのビジネス、状況についてまとめてみました。それぞれを使ってみた感想は後編で。