Amazon の配送トラブルがニュースになってたので配送のことについてつらつら書いてみる。

 

はじめに

Amazonの配送トラブルがニュースになっている。

何度目だろう。配送業者って大変だけど利用者から見るといろいろ思うとこあるよねってことで。

Amazon の配送

Amazonを利用して「Amazon.co.jpが発送します」という商品を購入するとうちのエリアはヤマト運輸が配送してくれます。ヤマト運輸なのでネットでの配達時間指定とか便利になっているので鉄板のサービスなのでありがたいのですが、どうもネットを見ているとデリバリープロバイダーとかいってヤマト運輸、日本郵便、佐川急便など最大手ではない運送会社が運んでくることもあるらしい。

配送業者それぞれ

  • ヤマト運輸
  • 佐川急便
  • 日本郵便
  • デリバリープロバイダー(その他)

とかがあるんですかね。ヤフオクやメルカリなどで自分が発送側になる時もあるので、それぞれ自分から見たそれぞれの感想を書いてみます。

ヤマト運輸

安定してますね。配達の人もいい感じで人間っぽいし。あとネットでいろいろ配達日時設定とか出来るのはここの利点です。送り側から番号さえもらえれば事前に日時指定できてとても便利です。ただ一足先に10月1日から値上げしてしまったのは残念ですが。荷物の破損などもそんなに聞かないし、もちろん配送の現場は力仕事でその現場を見るといろいろな感想も出るとは思うのですがいまんとこ破損は起こったことはありません。

佐川急便

だいぶ昔ですが配送された荷物が破損したことが二回ほどあったので個人的には印象はよくないです。最近はそんなこともなくなりましたが。会社に勤めていた時に契約していたのはここでした。以前はヤマト運輸、佐川急便、日本通運など複数の会社と契約していた時もあって現場判断で使い分けられたのですが、コストダウンの一貫でここに絞ったということは法人契約としてはそれなりに安いのでしょう。通販サイトを利用する時にはここが選ばれていることが多いのもそういった背景かも。

日本郵便

ここはほんとにねぇ。番号をあらかじめ受け取っても事前に日時指定が出来ないというのはどうかと思います。電話をしてみても「不在票」が届いていないと配達日時の指定をさせてくれません。不在だとあらかじめわかっている時には二度手間はコスト的に負担だろうと心配して変更しようとしても頑として受け付けてくれません。あと配達の方がシニアの方が多いですね。OBの方の再雇用として配達コストを下げているようです。でも通常の郵便とは別に宅配をするんですよね。バイクの郵便配達では確かに荷物は乗らないと思いますがなんとか配送のコストを下げていく工夫をしないと先々大変なんじゃないかと心配になります。

デリバリープロバイダー

実際の配達を受けたことがないので感想はないのですが、上記の業者と違いブランドがないので配達される側は少し心配になります。やはり住所、電話番号を晒したり大事な荷物を預けることになるので。Amazonなりがもっと全面に立って担保してくれるといいのですが、Amazonはそんなことをするつもりは全くないスタンスですから。当日配達や送料無料のサービスを実現するために配達コストをコントロールするために大手ほど力があるわけでなく業務委託で動く彼らは欠かせないということでしょう。

配送業者のビジネス

利用者側からみるといろいろ感じることはありますが、

の記事とか見ると一個運んでたったの100円!?とか思うわけですよ。確かに小さい荷物の送料は安いと500円くらいからなのでいろいろ考えると末端の配達員に払える金額といのはこのくらいになってしまうとは思うのですが、大変な仕事だなと思います。

ドローンでもなんでもいいんですが、ラストワンマイル、実際の配達の部分が機械化できないと費用のコストダウンはまったく不可能な業種だと思います。デリバリープロバイダーをはじめとして末端は業務委託の会社がその作業をしているとなると、社員であればヤマト運輸の残業代未払い問題のようにクローズアップされますが、そのようなニュースになることもなく委託費のコストダウンの圧力がスゴくてその作業の質や過重労働のしわ寄せがここに集まり、ここで働く人間は幸せになれそうもない。

こういうとこで労働的な問題が発生したらきっちり見つけられるようにならないといけないし、利用者は無理な送料のディスカウントや当日配達のような過剰サービスを求めるべきではない、と思います。

そういえばこのあいだ海外輸入した時にアメリカ系の配送会社が配達してくれたのですが安いプランだと配達拠点に荷物が到着しているにも関わらずある程度の日数を置かないと実際の配達をしないと言われました。日本の配送会社にこんな感覚はないですよね。自分も日本人なので我慢できずに拠点まで自分から受け取りに行きました。でもこういう事なんだと思います。必要なサービスに必要な対価を払う、それを払っていないならサービスレベルが低くなることを許容するという。

ますます日本でもEC化率は増加し、それに合わせて荷物量が増えます。増えたぶんが配送会社の利益になる、配送会社関連で働いている方々の利益になり雇用も増える、という循環になる。働く方々の無理を超えた頑張りにならないよう、機械化をはじめ何かできることはないかと関係する方が進化を求めていくことを期待します。この分野はますますビジネスチャンスなのかもしれません。

まとめ

よりネットの生活がリアルにつながって便利になっていく時代で配送の問題を解決していくことは大きな意味があります。日本の事情にあった配送の未来が実現するといいですね。

 

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