いろいろ変化するデジタルカメラ業界。トップ3社のイメージング事業の状況ってどうなってるの?ってことでつらつら書いてみます。
IRを見てみる
定点観測ネタの2つ目は、デジタルカメラメーカートップ3社、キヤノン、ニコン、ソニーの事業の状況を四半期毎のIR資料から見ていきます。ということで3ヶ月単位になります。
CIPAが毎月、カメラの統計を出しているので定点観測してみようと思います。 CIPAとは
CIPAの正式名称は一般社団法人カメラ映像機器工業会。
カメラ映像機器工業会...
事業セグメント
各社以下のような事業セグメントで発表しています。
各社の製品展開の違いからプリンタとかが入っていたりしますがそれはしょうがないということで。
あと、キヤノンは12月決算、他2社は3月決算となっていますのでキヤノンは実際の月度を合わせてますので例えばキヤノンの発表上の18年第3四半期はここでの18/2Qとなっています。
18年第二四半期実績
売上、営業利益、デジタルカメラ(レンズ交換式+コンパクト)販売台数が以下になります。
グラフから見てみると
- 売上で前年比プラスはソニーのみ
- ニコンは構造改革(リストラ)費用も乗っており営業利益が厳しい状況が続く
- ソニーがキヤノンに対して営業利益で追いついた
- ニコンが台数を落としソニーとほぼ同水準に
って感じですね。
まとめ
ソニー以外はなかなか厳しい数字。こうやって見てみると台数、売上、営業利益いずれを見てもソニーは業界2位になったんですね。
18/3Qにキヤノン、ニコンがフルサイズミラーレスを投入しなおかつこの期が一年でも数字が上がる期なので今後も楽しみです。