年始ということもあってCIPAがやっと1/7(月)に2018年11月分の数字を発表しました。
CIPA 10月統計
先月(2018年10月)の数字はこんな感じでした。
CIPAが毎月、カメラの統計を出しているので定点観測してみようと思います。 CIPAとは
CIPAの正式名称は一般社団法人カメラ映像機器工業会。
カメラ映像機器工業会...
11月は何があったか
- Canon EOS R 発売(2018年10月25日)
- Nikon Z 6 発売(2018年11月23日)
9/28に発売されたZ 7に続き各メーカーのフルサイズミラーレスが出揃った月となりました。
2018年11月実績
さっそく11月の実績を見ていきましょう。
台数
- 一眼レフは引き続き大幅な前年割れが継続
- フルサイズミラーレスが2機種も発売されたにも関わらずミラーレスの台数も前年同水準に留まる
金額
- ミラーレスの高級機シフトは継続している
- ただ新機種が発売されたにも関わらず台数と比例するように前月比で落ち込む
マーケット
マーケット全体を見るために1月からの累積を。
11月時点の昨年比で金額は98%、台数は93%。12月によほどのことがない限り金額で前年を超えることはなさそうです。
まとめ
一眼レフについてはキヤノン、ニコンが前回の決算で「買い控え」という表現を使っていましたがもう元に戻ることはなさそう。
両社のフルサイズミラーレス発表に端を発した一眼レフの減速、二大メーカーが成功してきた領域に自分たちで幕を引くことになるとは皮肉なものです。
一方でミラーレスは、機種や交換レンズのラインナップ不足からか一眼レフが減った分をカバーするには至っていない状況が続きます。
また、高級機が売れていて台数変わらずということは普及機が喰われているということで、大きく影響を受けているメーカーも。
2019年が始まったばかりですが、このままだとメーカーの淘汰も始まりそうな雰囲気ですねぇ。