お金用の処理も明確に出来るので仕事用とプライベート用の携帯電話を分けておこうと思い、docomoや MVNO をいろいろ比較して決定するまでのお話。
はじめに
仕事とくに個人事業主として働こうとした時に、いろいろお金にまつわる処理をしていかないといけません。経費をまとめていく時に通信費をプライベートなものと仕事用のものに分けたくなります。一本にして按分するということも出来るのですが面倒だし、最近はMVNOというものも出てきたし分けてみようということにしました。
MVNO って?
MVNOは、Mobile Virtual Network Operatorの略とのことで、一般的に格安SIMとか格安スマホという名前でまるっと表現されてます。かなり値段が安く、人気のあるLINE MOBILEなんかだと、
1GBで500円〜とかカウントフリーと呼ばれるLINEをはじめとするソーシャルを使った場合のパケットがタダになりなおかつ3GBで1,100円〜とか、いままでのキャリアと呼ばれるdocomo、au、SoftBankなどの料金とは全然安い料金で提供されています。
とかで見るとY!mobile含めた格安スマホをメインで使っている方は12%を超えているようです。10%が一つのハードルでそれを超えたものについてはその後も順調に数字を伸ばすことは過去のマーケット事例から証明されています。利用者の認知がここで確実なものになり口コミ含めてますます伸びていくということです。
この調査のなかでもY!mobileだけ特別扱いになっています。MVNOというのは定義上他の回線事業者から回線を借りて営業しているのですが、Y!mobileはブランドが違うだけで会社としてはSoftBank自身だからです。でもまるっと格安スマホという時は含めてしまって構わない事業として行なっています。
移行前の契約
自分の場合は、
- docomo、プライベート利用、20GB、カケホーダイプラン
- mineo(MVNO)、主にデータ通信用、3GB、Aプラン、デュアルプラン(通話あり)
の契約をしていました。Aプランとか、デュアルプランとか事業者によっていろんな名前をつけてくるのであいかわらずこの界隈はわかりにくいですね。ちゃんとした比較表はまたの機会にまとめたいと思います。docomoを20GBにしてるのはその下のプランだと5GBになっしまい少し足りないので仕方なくという感じです。
docomoはこれでざっくり9,000円/月、mineoは1,510円/月です。2台で10,000円を超えます。
変更の方向性
- やはり仕事に使うなら通話がある程度欲しい
- docomoの番号はプライベートで使いたい
- 結果、mineoの番号を仕事用にしたい
- 2つ回線を持つなら別々のキャリア(回線業者)にしたい、エリアの問題が補完しあえる
というところです。
MVNOの通話料金について
MVNOのプランはたいていデータ専用とデータ+通話のプランの2種類に大きくわかれます。MVNOが出てきた時にはITに詳しい人向けに訴求する必要もあったり、メイン回線のサブ利用として提案したりする必要があり、なおかつ少しでも低い料金をアピールしたいこともあったと思います。通話が必要な場合は通話プランで少し高くなって、また通話したその分は払ってね、というのが基本です。なので
- 通話プラン分の上乗せ+従量制(例:20円/30秒)
とかになります。ただ最近は専用のアプリから電話を掛けることを前提として、5分までかけ放題とかのオプション料金を契約することで通話サービスの充実をアピールしています。やはり利用者の使い方がサブからメインへと徐々に移行してきている証拠ですね。また、LINE無料通話のように通話料金は掛からずデータ通信だけでも通話できるようなサービスもあります。LINE MOBILEが人気なのはこのような背景ですね。
通話に求める条件
自分的に仕事として考えた時に通話に求めるものを挙げてみます。
通話アプリを使わないもの
通話アプリっ必須って、なんかやなんですねよ。以前からあったIP電話と同じようなのだと思います。番号は振られてるんですが、データ通信経由だったり格安の交換回線経由だったり、音質がいまひとつだったり。LINE無料通話も同じようなものですが、仕事として電話するんであれば3大キャリアと同様な品質やわざわざアプリを使わなくていいものがいいなと。ここは料金とのトレードオフのようなものです。
かけ放題や通話料金込みのプラン
どうしても仕事での通話になると短くは打ちきれなかったりもします。そうするとなるべく長めの時間のかけ放題か、もしくは以前あったプランのように何分までは料金に含まれてますよ、というものが欲しくなります。さすがに従量制だけだと掛けてる時に時間ばっかり気になって仕方なくなります。
留守電
留守電機能です。キャリアによっては基本機能として無料の場合がありますが、ほとんどはオプション料金になっています。仕事だとアドレス帳に登録していない方も多くそういった未登録の場合にオリ電するのも躊躇しますし一言でも残せる留守電機能はどうしても欲しくなります。ガラケーやガラスマなど日本製の機種には通話メモのような端末側で録音してくれる機能もありますが、iPhoneはじめ海外の端末ではその機能はほとんどありません。
条件にあったMVNOは?
mineoの番号を移行することにし仕事という観点で通話を重視した結果、考えた選択肢は以下の3つです。
docomoでシェアで2台目契約
docomoのパケット20GBが結構余っているんでこれをシェアする形にすればいいのでは?通話についてはカケホーダイがあるし。と思ったら2台目はタブレットしか許さないという。家族向けプランに、つまりよりお金を払わないと(15GBで15,500円!)スマートフォンではシェアにできない。なんだこれ(笑)無理。
mineoのまま通話定額サービスつける
30分定額で840円か。まあまあだな、と思ったらやっぱり専用アプリ必須。うーん、これは悩む。
Y!mobile、UQ mobile
通話アプリ不要の通話定額オプションをつけているとこ探しました。ということでこの2社、Y!mobile、UQ mobileです。この2社はというかY!mobileが料金、プラン打ち出してそれを追っかけるように同じようなプランを用意するUQ mobileという流れです。通話定額オプションというよりは基本的に通話定額込みの料金プランを基本にしています。
そのため少し高く見えますがメイン利用にするにはリーズナブルな料金となります。2社で競合しているのでキャッシュバックや1年目だけですが-1,000円になるキャンペーンが継続されています。あと、別記事でまたまとめますが昼時とか夕方のdocomo系MVNOがスピードで苦しむ時間でも快適に利用できているようです。
とういことで選んだのは
Y!mobileにしました。
- 他の5分定額と違いここは10分定額で、もしそれ以上になるようならオプションで時間限定ない通話定額オプションをつけられる
- 留守番が基本機能で追加料金が掛からない
- LINEの年齢認証が通る唯一(LINE MOBILE以外)の格安スマホ
- SoftBankのインフラなので海外端末との相性が良い
などが決めてとなりました。
まとめ
MVNOはなんと300社もあるとのこと。調べ始めるときりがないくらいですが自分もいろいろ悩みましたがご参考になれば幸いです。MVNOについてはまた違う視点で継続的に書いていきたいと思います。